私が本格的に不動産投資を始めたのは29歳頃からだ。
しかし振り返ってみると、不動産投資の原点は24歳のときに購入した自宅だったと思う。
当時、住宅ローンを利用して一軒家を購入した。
購入後、半年ほどは自分で住んでいたのだが、その後事情が変わり、住宅ローンのまま第三者に貸し出すことにした。
銀行と揉めた話
当然ながら、銀行は良い顔をしなかった。(私が銀行に正直に伝えた為、バレた)
当時の約款には、
不動産価値を下げる行為をしてはならない
という趣旨の記載があった。(今は、賃貸してはならない、と明記されていると思う)
銀行側は、住宅ローンで購入した物件を賃貸に出すこと自体が、この条項に抵触していると主張していた。
しかし私には納得がいかなかった。
私の考えは単純だった。
「仮に家賃収入が毎月100万円入るなら、むしろ不動産価値は上がるのではないか?」
もちろん極端な例だが、少なくとも「貸すこと=価値を下げる行為」という理屈には違和感があった。
何度か話し合いを行ったが平行線のまま。
最終的に私は銀行へ、
それなら裁判してください
と伝えた。
しかし実際に訴えられることはなかった。
そして何より、住宅ローンの返済は一度も滞ることがなかった。
結果として、住宅ローンのまま賃貸運用を続けることができた。
18年間貸して気づいたこと
その物件は約18年間貸し続けた。
当時は深く考えていなかったが、ある時ふと気付いたことがある。
家賃収入が毎月のローン返済を行っている。
つまり、自分のお金をほとんど使わずに借入金が減っていく。
言い換えれば、
長期借入金が、年を追うごとに自分の資本へ変わっていく
ということだ。
この感覚を理解したとき、
「不動産投資は一気に儲かるものではないが、他人資本をコツコツと自分資本へ変えていく仕組みなんだな」
と思うようになった。
不動産投資の原点
今思えば、この経験こそが私の不動産投資の原点だった。
その後、29歳頃からノンバンクの融資を活用し、築古マンションを少しずつ購入していくことになる。
その話については、また別の記事で書いてみたいと思う。
